.env は 「環境変数(Environment Variables)」を定義するファイルです。
「ドットエンブイファイル」または「エンブイファイル」と読みます。
例:「.envファイルにAPIキーを書いておいてね」といった使い方をします。
APP_ENV=production
APP_DEBUG=false
DB_HOST=localhost
DB_PASSWORD=secret123
これは「キー=値」の形式で、アプリが使う設定を定義しています。
特徴 | 説明 |
---|---|
✅ セキュリティ | パスワードやAPIキーをコードに直書きしない |
✅ 柔軟性 | 開発環境・本番環境で切り替えやすい |
✅ バージョン管理から除外可能 | .gitignore でGitに上げないようにできる |
$dotenv = Dotenv\Dotenv::createImmutable(__DIR__);
$dotenv->load();
echo $_ENV['DB_PASSWORD']; // => secret123
環境変数を利用する概念は古くから存在しますが、Web開発においてその利用が一般的になったのは、 2010年代半ばから後半にかけてです。特に Twelve-Factor の考え方の普及と、 モダンな開発環境におけるサポート体制の充実が大きな要素と言えるでしょう。
.env は「environment(環境)」の略です。
ちなみに envy(エンヴィー)は「嫉妬」という意味。
“Envy shoots at others and wounds itself.”
– English Proverb
(嫉妬は他人を狙って自分を傷つける。)